2012/08/25

帰国して。

 帰国して5カ月が経った。  

 すっかり日本の生活に戻った自分。
 トンガのこと、少し遠くに感じていた自分。

 
 でも、トンガにいる仲間から連絡が来たり、
協力隊仲間と再会したり、 学校でトンガのお話をしたり。  
そんなことがあると、胸が高まってくる。
 

 やっぱり私の中にはまだちゃんと残っていることもわかるし、
本当に すばらしい経験をさせていただいたと心から思う。

 自分の中で感じる変化。なんだろう・・・。

 何事も大きくとらえるようになった気がする。

 目に見える変化、すぐにでる結果よりも、
もっと深いところ、本質への働きかけを 大切にすること。

 教育を柔軟かつ大きくとらえていたいというのは、今、自分が思うこと。

 仕事に復帰して、気持ちは元気でも、体がついていかないでいたところも少しあって、
なかなか最後のブログが書けないでいた。 でもこれで最後。  

 かけがえのない2年間を、トンガで過ごせて、本当に幸せでした。

 たくさんの方に感謝の気持ちを込めて、遅ればせながらここでブログを終えます。
 
 
                           
                                               Hirono

     

2012/03/15

首都にて。


首都に上がってきて、バタバタと毎日が過ぎていく。
帰国報告会、荷物の手続き、会いたい人たちに会いにいく…。

今日はエウアのホストファミリーのおうちへ。

昨年、お父さんはトンガの財務大臣になり、
他にも事情があって、エウアにまだおうちがあるものの、
今年トンガタプへ引っ越していった。

とても多忙な家族なので、なかなかみんながそろうことは
エウアでも少なかった。

でも今回、最後の最後でみんなそろった集合写真が撮れた。
私のエウアの生活の中で欠かすことができないこの家族。
たくさん助けてもらって、支えてくれた。
特に奥さんは、なんでも話せて、頼りになるお姉さんのような存在だった。


この写真、ずっと大切にしたい一枚です。

2012/03/12

最後のエウア。


明日の朝一番にエウアを出発するので、
実質、今日が最後のエウア。

最後のそろばん教室。
大会前に離れるのは最初から分かっていたことなので、
なんとかトンガ人の先生に引き継げるようにと思って
やってきたが、この先生たちなら安心して任せていける。
心配いらない、任せてよって言ってくれてるようなそんな気持ちさえする。
自分がいるとついつい入りすぎてしまうけども、
こうやってすっと身を引いていくのもいいのかもしれない。

そろばん教室のあとは、
そろばん日本行きを昨年決めた先生が、どうしてもといって
食事に招待してくれた。
他に招待があったので、難しいかもといってたけども、
シャイな彼女が、今回はなかなか引かなかったので、
もう一件を少し遅めに始めてもらい、彼女のおうちに。
やっぱり行ってよかった。

そのもう一件の招待は、いつも集うかわいい子どもたちの家族とのお食事。
おなかはいっぱいでも、彼らとそろって最後に会えたのはうれしい。
数年後、どんなお兄さんになっているのか楽しみ。
また会えるといいな。

エウアでのここ数日、本当にたくさんの方に会うことができた。
プレゼントもなんとダンボール2個分になってしまった。

何がこうさせるのか、エウアの人たちの温かさは本当に自然で
こちらを幸せにしてくれる。

自分がここにいた意味、価値を認めてくれているように。

本当にここにきて、ここの人たちに出会えてよかった。
与えてもらうことが多すぎた1年9ヶ月でした。

2012/03/11

オルゴールに思いを込めて。


こんな私でも時々、無性に日本のことや家族のこと、
友達のことを恋しくなることもあって、
そんなときはトンガに来る前に友達がプレゼントしてくれた
オルゴールを聴いていた。

この家族は私にとって生活面でも活動面でもサポートしてくれた
大切な家族。

このオルゴールは友達からもらったものだけども、
ここに置いていくのがいいような気がした。

彼らにとっては初めてのオルゴール。

オルゴールを一緒に聴いていたら、涙が止まらない。

このオルゴールの音色で私のことも思いだしてくれたら嬉しいです。

夜のお客さん。


今日は以前ホームステイをしていたときから
よくしてくれていたおうちへ4件まわる。

帰ってきてから、首都で行われる帰国報告会のための
プレゼン資料を仕上げる。

ようやくエウアを出るための準備も目途が立ってきた。

そして夜、突然のお客さん。
そろばん全国大会に出る家族がやってきた。

この子は放課後の特訓とは別に、
毎晩我が家に訪ねてきて、特訓以外にもそろばんを
一緒にやってきた子。

姉妹そろって、一人一つずつプレゼントをもってやってきた
その光景がとてもかわいい。

もうたくさんの人とお別れもでき、思い残すことなく、
ここを離れることができそうです。

2012/03/10

たくさんの人に囲まれて。


たくさんの人がお別れ会をしてくれる。
今日は午前中、荷造り。
午後から、日曜日には時々ウム料理をご馳走になっていたファミリーが、
そしてそのあとに、もうすぐ日本語の大学へ進学するファミリーに。
そしてそのあとには、小学校の先生のおうちにそろばんで頑張ってきた子が
プレゼントを渡したいということで招待された。

ご飯にプレゼント、
こんなにしてもらっていいのかと思うくらいしてくれる。
でもこれが彼らの気持ちの表現。

いろいろエウアを離れる前にやらなくてはいけないことが
まだ終わっていない。
次々に予定が入ってくる。

でもやっぱり、彼らとの時間は何よりも今大切にしたいので、
それを優先してしまいます。

Farewell party #3


パーティーのあと、残ってカバパーティーのトウアをしてきた。
小学校の先生にサーブするのはこれが最初で最後。
このタイミングで感謝の気持ちも込めてトウアできたことは
よかったです。