帰国して5カ月が経った。
すっかり日本の生活に戻った自分。
トンガのこと、少し遠くに感じていた自分。
でも、トンガにいる仲間から連絡が来たり、
協力隊仲間と再会したり、
学校でトンガのお話をしたり。
そんなことがあると、胸が高まってくる。
やっぱり私の中にはまだちゃんと残っていることもわかるし、
本当に
すばらしい経験をさせていただいたと心から思う。
自分の中で感じる変化。なんだろう・・・。
何事も大きくとらえるようになった気がする。
目に見える変化、すぐにでる結果よりも、
もっと深いところ、本質への働きかけを
大切にすること。
教育を柔軟かつ大きくとらえていたいというのは、今、自分が思うこと。
仕事に復帰して、気持ちは元気でも、体がついていかないでいたところも少しあって、
なかなか最後のブログが書けないでいた。
でもこれで最後。
かけがえのない2年間を、トンガで過ごせて、本当に幸せでした。
たくさんの方に感謝の気持ちを込めて、遅ればせながらここでブログを終えます。
Hirono
2012/08/25
2012/03/15
首都にて。
2012/03/12
最後のエウア。
明日の朝一番にエウアを出発するので、
実質、今日が最後のエウア。
最後のそろばん教室。
大会前に離れるのは最初から分かっていたことなので、
なんとかトンガ人の先生に引き継げるようにと思って
やってきたが、この先生たちなら安心して任せていける。
心配いらない、任せてよって言ってくれてるようなそんな気持ちさえする。
自分がいるとついつい入りすぎてしまうけども、
こうやってすっと身を引いていくのもいいのかもしれない。
そろばん教室のあとは、
そろばん日本行きを昨年決めた先生が、どうしてもといって
食事に招待してくれた。
他に招待があったので、難しいかもといってたけども、
シャイな彼女が、今回はなかなか引かなかったので、
もう一件を少し遅めに始めてもらい、彼女のおうちに。
やっぱり行ってよかった。
そのもう一件の招待は、いつも集うかわいい子どもたちの家族とのお食事。
おなかはいっぱいでも、彼らとそろって最後に会えたのはうれしい。
数年後、どんなお兄さんになっているのか楽しみ。
また会えるといいな。
エウアでのここ数日、本当にたくさんの方に会うことができた。
プレゼントもなんとダンボール2個分になってしまった。
何がこうさせるのか、エウアの人たちの温かさは本当に自然で
こちらを幸せにしてくれる。
自分がここにいた意味、価値を認めてくれているように。
本当にここにきて、ここの人たちに出会えてよかった。
与えてもらうことが多すぎた1年9ヶ月でした。
2012/03/11
オルゴールに思いを込めて。
夜のお客さん。
2012/03/10
たくさんの人に囲まれて。
2012/03/09
Farewell party #2
パーティーの中でたくさんのプレゼントをもらった。
研究授業をしてくれた彼女も代表でプレゼントを渡してくれた。
そしてもう1つ彼女からうれしい言葉のプレゼントをもらった。
そろばん、あの研究授業から毎日教えてるそう。
彼女は算数やそろばんが苦手でどうしても後ろ向きになっていた。
よい先生になれるだろうと思うから、
その姿勢に厳しい言葉をかけたこともあった。
彼女に何がきっかけでそういう風に変わったのかを聞いてみた。
するとプランニングウィークでやった私の模擬授業についていくのが
かなり厳しかったそう。
でもこのままではダメだと落ち込んでいた時、そのときに舞い込んできたのが
研究授業だったんだと。
私が今こうしてそろばんを毎日続けていることが、Hironoへの気持ちだと
彼女は言ってくれた。
どこにきっかけができるかわからないもの。
そしてきっと彼女は素敵な先生になってくれるだろうと思います。
Farewell party #1
島の全小学校の先生たちがお別れ会を開いてくれた。
会場は小学校の教室。
いつもの教室ががらりと雰囲気を変えていた。
みんなの手作りの料理が並び、飾られた風船や植物が
なんともあったかい。
各小学校のスピーチとたくさんのプレゼント。
気の合う一人だった先生は、なんと日本語でスピーチしてくれた。
病院で働く隊員に訳してもらったのだという。
ここにいる先生たちとはこれから簡単には会うことはできない。
それはお互いにわかってる。
でもここにきて思う。
ここで一緒に過ごしてきた時間はまぎれもない事実。
共に歩んできた時間が間違いなくここにある。
この瞬間の気持ちを忘れずにいたい。
一緒にがんばってきたこと、冗談言って笑ってきたこと、
ときには意見が合わなかったことだってもちろんある。
いつも私は真剣だったし、彼らもそれはわかってくれてたと思う。
だからここまでつながれたのかなと思う。
なかなか会えないけども、手紙だってあるし、数年後訪れることだって
あるかもしれない。
そういう風に考えたら、いつも会えなくてもそうやってつながっていくことを
大事にしたい。
こうして最後にみんなで集えて、
ここエウアの先生たちと一緒に仕事ができて、私、本当に幸せでした。
2012/03/08
美味しいお料理と。
凧あげ。
最後の巡回。
最後の巡回を今日終えてきた。
最後の学校は島最北端の学校。
そして今年からこの先生が異動になってここにいる。
彼女は数年前、そろばんでトンガから日本へ行ったことがある先生で、
かなり豪快、頼もしい。
私がエウアに来た時からすぐに打ち解け、いつもよくしてくれてた。
今日は彼女の授業を観る。
なかなか興味深い授業だった。
トンガの算数教育の問題、そろばんを算数の授業に組み込むことなど、
新しい視点を与えてくれるものだった。
ここの学校は小さくて、行けば帰りのバスが来る15時頃まで
滞在することになるので、子どもたちとも距離が必然的に近くなる。
算数とは別に、日本の歌や折り紙も一緒にした。
いつまでもそれらは忘れずにいてくれてる。
最後にはみんなで写真撮影です。
2012/03/07
Hideaway
エウアで一番のゲストハウスと言ってもいいHideaway。
お友達が遊びに来た時には、たいがいここに泊まってもらう。
なんとも素朴な感じで、ロケーションもよい。
ここのオーナー、スタッフも私の大好きな人たち。
今日はこのHideawayのすぐ近くの学校へ訪問したので、
帰りに少しサヨナラを言いに立ち寄った。
当たり前のようにここにいた自分がもうすぐ離れることを
実感する瞬間。
最近こういうことばかり。
一方で多くの子どもたちはあまりピンと来ていないらしく、
まだまだ私がここにいると思っている子も多い感じ。
そろばん教室では私の日本の友達や家族と写っている写真を一緒に見てた。
Hironoと指さして私を探すのが楽しかったみたい。
こういう瞬間には、まだまだこの子たちとここにいるような気がしてしまう。
とはいえ、確実に一日一日迫ってきているわけです。
2012/03/06
気持ちいっぱい。
2012/03/05
頑張る姿。
2012/03/04
スケッチ。
2012/03/02
メロン。
2012/03/01
2012/02/29
2012/02/28
'Eua 19:10
2012/02/27
お客さんと心境。
週末、ババウ隊員が2人エウアを訪れてくれた。
私が帰国する前にということで、本当にエウアまでやってきてくれたこと、
エウアののんびり雰囲気に包まれてたくさんお話しできたことも嬉しかった。
写真はビーチへ行く途中。
こうしてみると少しリゾートにも見えなくないかな。
楽しい週末を過ごせました。ありがとう、嬉しかったよ。
そんなことでここでの週末もあと2回、いよいよ迫ってきた。
今日は嬉しいことがあった。
がんばってそろばん特訓していた子が全国大会出場権を獲得した。
時間がなかったので正直難しいかなという手ごたえだったけども、
猛特訓の成果があった。
そしてあと一人、是非大会に参加させたい子がいる。
今日はその子のおうちまで行って、21時まで練習。
少しゴールも見えてきた。
エウアへの最後の置き土産の1つになればと、もうひと踏ん張り。
きっとこの子たちにとってかけがえのない経験になるだろうし、
島の人たちの子どもたちへのそろばんへの期待が増すだろうと信じてる。
そんな練習中、仲良しの先生と話してたら泣けてきた。
1つ1つのかけられる言葉が優しくて、心にしみる。
できるだけ自分がここを離れるそのときのイメージはしないでおこうと
思ってたけど、少しずつそれがリアルになってくる毎日。
日本にいるみんなに会えるのも楽しみ、でもそれと同じくらい
今の私にはここでの生活、仲間が愛おしいです。
2012/02/24
2012/02/23
2012/02/22
一歩ずつ。
今月までにある一定のレベルまで取得しないと、
3月のそろばん大会に参加できない子がいる。
子どもたちがタプに帰省していたり、サイクロンなどの影響もあって、
なかなかそろって練習ができずにいて、今、かなり厳しい状況。
子どもたちにはうまくそのことも伝わらないのか、
なんとなく真剣さに欠ける。
もうそれならこの子はいいかと一瞬思うけど、
でもやっぱり大会の雰囲気を味わってきてほしい、
ここであきらめていいのか、と自問自答して、
また気合いを入れ直す。
今日はようやく合格者が出た。
でもまだまだ先は長い。
でも時間は今月まで。
できる限りのことをやらないと。
写真は最近配っている九九表。
九九表を眺めていると算数って面白いなぁとよく思ったもの。
早速活用してくれてうれしかった。
さぁ、また明日、一日がんばります。
2012/02/21
ヒッチハイク。
2012/02/20
咲いた。
2012/02/19
島探検。
2012/02/17
レインタンク。
2012/02/16
'Eua 19:06
2012/02/15
Cyclone"Jasmine"
2012/02/13
2012/02/12
2012/02/11
最後の部会。
2月8日~11日、トンガでの最後の算数・そろばん部会。
各離島のボランティアが集まって、そろばんや算数について話し合う。
今回の部会は主に3月末に行うそろばん全国大会についての話し合い。
本当にこのメンバーと巡り合えて、心からよかったと思う。
それぞれの意見をしっかり持ちつつ、各島で活動をしっかり行い、
目指す方向はしっかり共通理解できている。
それぞれが意見をいい、それを聞きあい、良いところをみんなで探っていく。
島での活動ももちろんだけど、欠かすことができないトンガ全体を
見据えた活動。そしてそれがまた島での活動に生きてくる。
各離島で活動していても、メールや電話で頻繁に連絡を取り合って、
かなり深い付き合いをしてきた仲間たち。
活動だけでなく、美味しいものをいっぱい一緒に食べて、思いっきり笑って、
いろんな話をして、一緒にいて心の許せる仲間たち。
そして今回、最後の部会が終わった。
サプライズでみんなからのメッセージが入ったムービーを作成してくれた。
帰国した部会のメンバーからもメッセージを集めてくれていた。
本当におわりなんだ…そんな気分。
ここまで一緒にいた仲間だから、これで終わりなんて気は全くしない。
「出会えてよかった」
私も心からそう思ってます。
日本に帰っても、生涯繋がっていける仲間だと思っています。
ありがとう、みんな。
2012/02/07
焦る気持ち。
2012/02/06
大雨、暴風。
2012/02/03
盛りだくさん。
2012/02/02
ワークショップ2012
島の全教員を対象にした算数とそろばんのワークショップを行った。
大きく4つの柱で進める。
1.算数の授業で大切にしたいこと。
2.そろばん技術向上。
3.そろばんと算数の関わり。
4.2012年のそろばん指導について。
1では算数の授業で大切にしたいことを考えたあと、
先生たちが生徒、私が先生になって模擬授業をした。
2では昨年日本キャンプに行った若いトンガの先生に
前に立ってもらい、技術指導をお任せした。
約2時間30分のワークショップ、無事に終了。
私が希望していた通り、先生たちみんなが関わる活動的な
ワークショップを行うことができた。
こうして私を島の先生たちが受け入れてくれて、
私の言葉に耳を傾けてくれて、
意見も出してくれて、
温かい雰囲気の中、みんなが1つになれた感じがした。
今日を終えて、改めてここに来れたことをありがたく思う。
ちょっと肩の荷がおりたかな、今日はゆっくり寝ます。
2012/02/01
アボガド。
2012/01/31
雨、雨、雨。
毎日、毎日雨。
この時期トンガは雨のシーズン。
もうすぐハリケーンのシーズンもやってくる。
室内にいることも多いので、なんとなく気分も晴れない。
その上、来週始まるはずの学校が、
プランニングウィークがもう一週延び、
再来週から始まることに。
がっかり…。
こういうことはトンガでは多いので、
驚きはしないけども、なんとも表現しにくい気持ちになる。
時間は流れるように過ぎていく。
ここでは課せられるということは少ないので、
自分を律しないと楽な方に流れやすい。
一方で自分だけ意気込んでもしょうがないことも多い。
自然に任せるとき、ここぞというときにがんばるとき、
その切り替えが必要なのかも。
「帰国」の文字がちらつきますが、焦らず着実にいかないとです。
2012/01/30
丸かじり。
2012/01/29
久々の日曜日。
2012/01/28
2012/01/27
町を歩いて。
2012/01/26
バヌアツから。
2012/01/19
目途。
2012/01/18
ひっそりと。
2012/01/17
卵とじうどん。
2012/01/16
Taupo
Rotorua #2
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