2012/03/15

首都にて。


首都に上がってきて、バタバタと毎日が過ぎていく。
帰国報告会、荷物の手続き、会いたい人たちに会いにいく…。

今日はエウアのホストファミリーのおうちへ。

昨年、お父さんはトンガの財務大臣になり、
他にも事情があって、エウアにまだおうちがあるものの、
今年トンガタプへ引っ越していった。

とても多忙な家族なので、なかなかみんながそろうことは
エウアでも少なかった。

でも今回、最後の最後でみんなそろった集合写真が撮れた。
私のエウアの生活の中で欠かすことができないこの家族。
たくさん助けてもらって、支えてくれた。
特に奥さんは、なんでも話せて、頼りになるお姉さんのような存在だった。


この写真、ずっと大切にしたい一枚です。

2012/03/12

最後のエウア。


明日の朝一番にエウアを出発するので、
実質、今日が最後のエウア。

最後のそろばん教室。
大会前に離れるのは最初から分かっていたことなので、
なんとかトンガ人の先生に引き継げるようにと思って
やってきたが、この先生たちなら安心して任せていける。
心配いらない、任せてよって言ってくれてるようなそんな気持ちさえする。
自分がいるとついつい入りすぎてしまうけども、
こうやってすっと身を引いていくのもいいのかもしれない。

そろばん教室のあとは、
そろばん日本行きを昨年決めた先生が、どうしてもといって
食事に招待してくれた。
他に招待があったので、難しいかもといってたけども、
シャイな彼女が、今回はなかなか引かなかったので、
もう一件を少し遅めに始めてもらい、彼女のおうちに。
やっぱり行ってよかった。

そのもう一件の招待は、いつも集うかわいい子どもたちの家族とのお食事。
おなかはいっぱいでも、彼らとそろって最後に会えたのはうれしい。
数年後、どんなお兄さんになっているのか楽しみ。
また会えるといいな。

エウアでのここ数日、本当にたくさんの方に会うことができた。
プレゼントもなんとダンボール2個分になってしまった。

何がこうさせるのか、エウアの人たちの温かさは本当に自然で
こちらを幸せにしてくれる。

自分がここにいた意味、価値を認めてくれているように。

本当にここにきて、ここの人たちに出会えてよかった。
与えてもらうことが多すぎた1年9ヶ月でした。

2012/03/11

オルゴールに思いを込めて。


こんな私でも時々、無性に日本のことや家族のこと、
友達のことを恋しくなることもあって、
そんなときはトンガに来る前に友達がプレゼントしてくれた
オルゴールを聴いていた。

この家族は私にとって生活面でも活動面でもサポートしてくれた
大切な家族。

このオルゴールは友達からもらったものだけども、
ここに置いていくのがいいような気がした。

彼らにとっては初めてのオルゴール。

オルゴールを一緒に聴いていたら、涙が止まらない。

このオルゴールの音色で私のことも思いだしてくれたら嬉しいです。

夜のお客さん。


今日は以前ホームステイをしていたときから
よくしてくれていたおうちへ4件まわる。

帰ってきてから、首都で行われる帰国報告会のための
プレゼン資料を仕上げる。

ようやくエウアを出るための準備も目途が立ってきた。

そして夜、突然のお客さん。
そろばん全国大会に出る家族がやってきた。

この子は放課後の特訓とは別に、
毎晩我が家に訪ねてきて、特訓以外にもそろばんを
一緒にやってきた子。

姉妹そろって、一人一つずつプレゼントをもってやってきた
その光景がとてもかわいい。

もうたくさんの人とお別れもでき、思い残すことなく、
ここを離れることができそうです。

2012/03/10

たくさんの人に囲まれて。


たくさんの人がお別れ会をしてくれる。
今日は午前中、荷造り。
午後から、日曜日には時々ウム料理をご馳走になっていたファミリーが、
そしてそのあとに、もうすぐ日本語の大学へ進学するファミリーに。
そしてそのあとには、小学校の先生のおうちにそろばんで頑張ってきた子が
プレゼントを渡したいということで招待された。

ご飯にプレゼント、
こんなにしてもらっていいのかと思うくらいしてくれる。
でもこれが彼らの気持ちの表現。

いろいろエウアを離れる前にやらなくてはいけないことが
まだ終わっていない。
次々に予定が入ってくる。

でもやっぱり、彼らとの時間は何よりも今大切にしたいので、
それを優先してしまいます。

Farewell party #3


パーティーのあと、残ってカバパーティーのトウアをしてきた。
小学校の先生にサーブするのはこれが最初で最後。
このタイミングで感謝の気持ちも込めてトウアできたことは
よかったです。

2012/03/09

Farewell party #2


パーティーの中でたくさんのプレゼントをもらった。
研究授業をしてくれた彼女も代表でプレゼントを渡してくれた。

そしてもう1つ彼女からうれしい言葉のプレゼントをもらった。
そろばん、あの研究授業から毎日教えてるそう。

彼女は算数やそろばんが苦手でどうしても後ろ向きになっていた。
よい先生になれるだろうと思うから、
その姿勢に厳しい言葉をかけたこともあった。

彼女に何がきっかけでそういう風に変わったのかを聞いてみた。

するとプランニングウィークでやった私の模擬授業についていくのが
かなり厳しかったそう。
でもこのままではダメだと落ち込んでいた時、そのときに舞い込んできたのが
研究授業だったんだと。

私が今こうしてそろばんを毎日続けていることが、Hironoへの気持ちだと
彼女は言ってくれた。

どこにきっかけができるかわからないもの。

そしてきっと彼女は素敵な先生になってくれるだろうと思います。

Farewell party #1


島の全小学校の先生たちがお別れ会を開いてくれた。
会場は小学校の教室。
いつもの教室ががらりと雰囲気を変えていた。
みんなの手作りの料理が並び、飾られた風船や植物が
なんともあったかい。

各小学校のスピーチとたくさんのプレゼント。
気の合う一人だった先生は、なんと日本語でスピーチしてくれた。
病院で働く隊員に訳してもらったのだという。

ここにいる先生たちとはこれから簡単には会うことはできない。
それはお互いにわかってる。

でもここにきて思う。

ここで一緒に過ごしてきた時間はまぎれもない事実。
共に歩んできた時間が間違いなくここにある。
この瞬間の気持ちを忘れずにいたい。

一緒にがんばってきたこと、冗談言って笑ってきたこと、
ときには意見が合わなかったことだってもちろんある。
いつも私は真剣だったし、彼らもそれはわかってくれてたと思う。

だからここまでつながれたのかなと思う。

なかなか会えないけども、手紙だってあるし、数年後訪れることだって
あるかもしれない。

そういう風に考えたら、いつも会えなくてもそうやってつながっていくことを
大事にしたい。

こうして最後にみんなで集えて、
ここエウアの先生たちと一緒に仕事ができて、私、本当に幸せでした。

2012/03/08

美味しいお料理と。


さらにもう一枚アップ。

今日お食事に招待してくれたのは、先日紹介したHideawayに勤める彼。
彼はHideawayでシェフ兼ガイドを務めるマルチな人。
またそのかわいい性格がみんなを和ませてくれる。

私は常にちょっかいをかけられる役だった。
でも彼の優しさや思いやりは十分にそこから感じられて、
いつも楽しい気持ちにさせてくれてた。

美味しいお料理を作ってくれて、楽しい話を聞かせてくれて、
ありがとう。

凧あげ。


たくさん書きとめておきたいことがあるので、もう一枚アップ。

今日からお別れ会続きで、今日もお友達のおうちにご招待。

その行き道で、たくさんの男の子たちが凧あげをしている。
今エウアは凧あげブーム。

それがびっくりするほど高くのぼっていく。
その手作り凧を見せてもらうといたってシンプル。
ノートの切れ端と芯にはココナッツの葉の中心部を利用。
お金を出して買わなくてもこんなに立派な凧が作れてしまう。

海を下にのぞんで、きれいな空に包まれて、子どもたちの笑顔があふれて。
幸せを感じる瞬間。

やっぱりここエウアが大好きです。

最後の巡回。


最後の巡回を今日終えてきた。
最後の学校は島最北端の学校。

そして今年からこの先生が異動になってここにいる。
彼女は数年前、そろばんでトンガから日本へ行ったことがある先生で、
かなり豪快、頼もしい。
私がエウアに来た時からすぐに打ち解け、いつもよくしてくれてた。

今日は彼女の授業を観る。
なかなか興味深い授業だった。
トンガの算数教育の問題、そろばんを算数の授業に組み込むことなど、
新しい視点を与えてくれるものだった。

ここの学校は小さくて、行けば帰りのバスが来る15時頃まで
滞在することになるので、子どもたちとも距離が必然的に近くなる。
算数とは別に、日本の歌や折り紙も一緒にした。
いつまでもそれらは忘れずにいてくれてる。

最後にはみんなで写真撮影です。

2012/03/07

Hideaway


エウアで一番のゲストハウスと言ってもいいHideaway。
お友達が遊びに来た時には、たいがいここに泊まってもらう。
なんとも素朴な感じで、ロケーションもよい。
ここのオーナー、スタッフも私の大好きな人たち。

今日はこのHideawayのすぐ近くの学校へ訪問したので、
帰りに少しサヨナラを言いに立ち寄った。

当たり前のようにここにいた自分がもうすぐ離れることを
実感する瞬間。

最近こういうことばかり。

一方で多くの子どもたちはあまりピンと来ていないらしく、
まだまだ私がここにいると思っている子も多い感じ。

そろばん教室では私の日本の友達や家族と写っている写真を一緒に見てた。
Hironoと指さして私を探すのが楽しかったみたい。

こういう瞬間には、まだまだこの子たちとここにいるような気がしてしまう。

とはいえ、確実に一日一日迫ってきているわけです。

2012/03/06

気持ちいっぱい。


ダメだ、今の私。
気持ちいっぱいで、
ギリギリのところで保ってる。

先生たちにちょっと温かい言葉かけられると、
器にぎりぎりいっぱいで保っているところから
あふれ出して涙になって出てきてしまう、そんな感じ。

何も考えず、ただ感じるままにそうなってしまうのです。

2012/03/05

頑張る姿。


今日の研究授業。
算数が大の苦手といつも言う若い先生。
いつも説教入ってしまう私。
あえてその先生に授業をやってもらうことに。
でも今日の授業はよく準備をして頑張っていた。
実は昨日の夜も我が家に指導案作りのことで訪ねてきた。
こういう姿をみると、応援したくなる。

彼女自身も楽しく授業できたみたいで、
これから算数やそろばんのことも前に進み出したいって言ってた。
大きなことはできなくても、何かのきっかけを与えることができたら
それは大きな成果。

これからもっともっといい先生になってほしいです。

2012/03/04

スケッチ。


首都隊員が遊びに来てくれた。
ここのところ毎週のようにエウアに来客。
彼女はどうやら私のキメてる写真を撮りたかったみたいだけども残念。
写真撮るのは好きだけど、撮られるのは苦手。
どうも照れくさい。

そしてスケッチもし始めた。
本を読んでいるところを描いてくれた。
こちらの方が自然でいれるのでいい。

このスケッチ、かなり特徴をとらえてる。
特にこのぽっちゃり具合。
まさに今の私です。

2012/03/02

メロン。


マーケットでメロンを発見。
なんと1つ2パアンガ。(約100円。)
半信半疑で買ってみる。
美味しい。
これはお買い得。

食べてからメロンアレルギー気味であることを思い出した。
日本でメロンに遭遇したらたいがい食べてなかったのに。
自然と食欲が勝ってた。

やっぱり日本では贅沢していたのかもしれません。

2012/03/01

研究授業。


今日から最後の日まで全小学校を周り毎日研究授業を行う。
今日も一本終えてきた。
授業をする先生は熱心に準備をしてくれていた。
嬉しい。

これからどこの学校の訪問も最後になります。